先日の空手大会において、上のお兄ちゃんの成果は実ったものの、下の妹に関しては残念な結果となりました。ただ、長い目で見たときに、今日の負けや敗退も必ず未来に繋がっていることを本人に気づいてもらればと考えています。
もともとの性格を理解した上でのアプローチ
上のお兄ちゃんと違って、下の妹はかなりのマイペース派です。端的に協調性があまり、、というか殆どありません。小学校に上がる前には、本気で特別支援学級を考えていたくらいでしたが、何とか普通?のクラスに通っています。学校の勉強自体は問題ないのですが、人よりも異様に・異常に遅い。。。。小学1年生なので、まだまだこれから修正していける可能性がある半面、このマイペースさがいつ治るのか、私も嫁も日々気をもんでいます。
空手に関しても、周りが真剣に練習していても、視線は泳ぐは師範の説明をろくすっぽ聴いていないわ、正直最初の1年間は散々で、昇級審査すら2回見送り(普通であれば審査できるが、審査自体が困難として審査不可としての事前ジャッジメント)でした。タラレバですが、もしこの見送りがなければ、小学3年生の上のお兄ちゃんと同じ帯色(緑帯)だったんですけどね。ただ、年中という年齢から、まだまだ空手の技を覚えるよりも、人格形成的なものが優先だったため、私も嫁もさして気にしておりませんでした。『周りの子と同じことが出来ない』ことは勿論親としてジレンマというかストレスでしたが、あまり小さいころから指摘ばかりしていると「自分はダメな子なんだ」「人よりも遅い子なんだな」と変にマイナス思考になってしまいそうで、我慢というか今だけの個性として敢えてフォーカスしなかったことが結果的に辞めずに続けている理由なのかもしれません。
結果だけ見れば、私(オトン)は満足している
もともと負けず嫌いなところあったりと、空手のポテンシャル自体は上のお兄ちゃんよりもありそうな妹。兄が習っているというだけで、自然に空手教室に習っているにしては、十分なくらいかもしれません。現状、今年は1年間で公式戦に5つの大会に出場(ちなみに昨年は出場ゼロ)して、うち一つの大会で1回戦を突破できました。勿論空手ガチ勢の方々からすると、一笑に付されるような結果ですが、普通の女の子が空手の大会に出場を決めて戦うことを決めたこと自体、立派なことだと思います。事実、大部分の女の子の選手は、そもそも帯ゲッターや体力向上という志向なので、大会には出ません(仮に出場しても、ガチ勢の女の子勢が圧倒的に強いため勝負にならない)。今回の地元自治体の空手大会でも、通っている道場から12名の子供達が出場しましたが、女の子は二人のみ。うち、一人は小学5年生なので、小学1年生から組手にも形にも出場している女の子は、ウチの子だけです(その小学5年生ですら組手のみ)。
私が妹を褒めてあげたいのは、『大会そのものの結果』ではなく、『負けるかもしれないけど、組手も形の試合も、両方とも出場を決めたその勇気』です。勿論大勢の人たちの前で負けると悔しいし格好悪いかもしれない。でも、全然そんなことは無くて、戦う前から勝負を諦めて試合を避けたりせず、精いっぱい自分の力を出して、その結果を受け入れること。これに尽きた1年だったと思います。野球で例えると、バッターボックスに立っているのに、見逃し三振で終わった場合と、ピッチャーの球に当たらないかもしれないけど、自信をもってフルスイングして終わった場合、どちらが本人的に腑に落ちるゲームであったか、、、言うまでもありませんよね。
兄は兄、君(妹)は君(妹)であることを
上のお兄ちゃんが、他の同級生より空手の形を覚えたこと、また学校の成績も相応の結果をはじき出していることから、たびたび下の妹から「だってお兄ちゃんと違うもん(自分はできない方だから)。仕方無いじゃん」と口ずさむようになりました。このパターン、私が一番嫌うセリフであることから、つかさず反論する訳ですねー。「パパもママも、上のお兄ちゃんと比べることやらないし、したくない。ただ、お兄ちゃんが努力してきた事実とそれによる結果は、妹である君もその目で見ているでしょう?」ということを、訥々と説明しています。まだまだ感情が優先される年齢なので、男親として難しいところではありますが、途中で腐ることなく、また「兄は兄、自分(妹)は自分(妹)であり、兄と同じである必要はない」という親の気持ちを、これからもコツコツと伝えるところです。。
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