さて、昨日に続きまして直近の空手大会についての内容です。今回の県大会では、予選トーナメントでは各流派ともに「基本型」となり、決勝トーナメントでは指定形となります。
そこで、最近の練習についてまとめてみました。
1 勝ち負けの結果に対して親として出来ること
私自身、空手は素人です。かつ嫁も素人なので、正直細かい所作まで見抜くことはできません。これって一般的な空手をやられていない親御さんなら当たり前だと思います。たまに形の大会で、負けた本人よりも親御さんの方が「あの判定は絶対審判がオカシイ!ウチの子(の演舞の)方が上手だったのに!!」という声で叫んでいるシーンを見かけます。体感上、必ずといっていいほど1・2回ほどは耳にするフレーズですが、これも人間のやることなのでやむなし、、、、と親としては思えないですよね。明らかに対戦相手が圧倒的なパフォーマンスを出していれば、それは親よりも子供本人が感じることでしょう。ゆえに、私は形に限らず組手に関しては、必ず動画を撮って子供と振り返りをしています。実際、演舞中においては相手の形の状況など見ている余裕など無いでしょうし、自身の演舞も客観的に見ることが出来るのは、やはり全ての試合が終わった後となります。
親として、そういった客観的な振り返りが出来る環境とプロセスを提供することは必須だと思いますが、みなさんはいかがでしょうか?
2 空手にどこまでコミットするか
さて、週末の県大会においては、予選トーナメントで基本型、決勝トーナメントで指定形となります。現状、上のお兄ちゃんは一切指定形の練習はしていません。また私からも求めておりません。理由はシンプルで「決勝トーナメントにおいて指定形を演舞する可能性が殆ど無い」から。この大会で上位に食い込めば、来年以降のシード権があったり、優勝すれば今夏の全少大会の切符を手に入れることが出来るでしょう。ただし、親として現実的かつ客観的な意見として、極めて厳しい可能性です。既に物心ついた3・4歳の頃から空手を始めて、週4~7日の練習を積み重ね、更に黒帯が前提となっている昨今の空手キッズたち。彼らの努力や親御さんの協力体制には賛辞を送りますが、それはあくまで「空手を以て将来を作る」という意思があってこそでしょう。よくTV番組のミライ〇ンスター?的な番組やニュースで取り上げられる子供もいますが、我が家は全く意識せず。相変わらずの週1ペースの練習ですし、県大会に出場できるからといって、やをら空手の時間を増やすつもりもありません。あくまでも「習い事」の一つにしか過ぎないと思う我が家と、これから空手で立身出世を目指すご家庭とその子供達・・・決して普段交わることが無いパターンと思いつつ、どんな空手ガチファミリーがいるのか、怖いもの見たさで親子ともども楽しんでいきたいと思います。
3 基本型の奥深さ
なお、上のお兄ちゃんは、基本型の練習をひたすらこの2週間続けています。一番最初に習う「撃砕第一」と「撃砕第二」。勿論既に緑帯のお兄ちゃんにとっては「既にマスターした・簡単にできる形」として少しの余裕がありますが、実は先週末の練習で一つ提案をしておりました。それは「師範にお願いして、『自分史上の最高難度のゲキサイをしたいから、演舞の中でおかしいところは全て指摘してください』とお願いしてごらん!」。
結果、やはりまだまだ未熟、たくさんの改善点もいただくことができました。結局、昇級審査といった基本的な教科書としての形の完成度と、相対審査が求められる発展・応用としての形の完成度は全く違います。まして最初の階段となる撃砕や平安などで、あまり子供達の自信をなくたり、細かく指摘するとやる気をなくしたり、最悪形が嫌いになったりするケースもあるはずで、道場経営としては、そういった過ぎた指導は避けているはずです。同時に、上記のようなハイレベルの形を演じることが求められる大会においては、師範としても良い意味で細かく指摘せざるを得ない。。
一番親として嬉しいことは、撃砕においても新たな発見・感動を子供が感じてくれたことですかね。。。どれだけクルルンファやシソーチンを練習しても、それらの土台となる基本型の練達があってこそ、上位形の演舞にも活きてくることを感じてくれれば何よりです!
では、今日はこのへんで!
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