空手の「形」競技に関する疑問

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空手の構えをしている少年と少女のイラスト からてのしあい
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 さて、今週末はいよいよ形競技の試合があります。相変わらず勉強優先なので、試合に対する練習不足は否めませんが、それも全て「今置かれている現状でのベストパフォーマンス」をやりきるという意味で、これから大きくなるにつれて乗り越えてほしいところです。形の大会においては、先月も悔しい思いをしましたが、改めて自分の頭を整理する意味でも、形競技の審査に関してフォーカスしたいと思います。


karate kids story : ...

 空手の形の試合における技術審査制度は、「公益財団法人全日本空手道連盟」の競技規定に基づいて実施されているようです。評価基準は『技術面』と『競技面』の2つがあり、点数の付け方は技術面が7割、競技面が3割だそうです。近代空手の極真会館では審判審議委員会が設けられており、組手競技における大会審判員の技術向上・意識統一を図り、極真会館の試合が安全で明確且つ公平に行われることを主な目的として活動してるようで、これは他の流派でも進めてほしい!(というか、かりにそういう活動をやっているにしても、その情報をオープンにしないと外部の人間はわかりようがないですよね??)。具体的には、大会の前日には毎回審判講習会を開催し、有効技・反則技の見極め、判定基準や審判動作など、審判員が試合規定に則り正しく試合を裁けるよう、大会に臨んでいるようです。我が家もガチ勢ではないので、そこまで前のめりなスタンスではありませんが、やはり子供の競技の大会くらいは、通っている道場の大小や歴史、政治や大人の事情での忖度試合はやめてほしいものです(それ故に、学校や校外における学力試験のほうが、むしろ公平かつ平等だというのが偽らざる本音ではありますが・・・・。大人の都合で忖度を入れ込む余地がないので!)

2 人が人を”ジャッジする”という難しさ

 こんな時にアレですが、オリンピックから空手が除外されたり、国際大会でも形よりも組手が主体となる理由に、”形のわかり難さ”や”複雑さ”にあるのではないでしょうか。実際に、空手を習わせている親御さんも、自分の子しかり、大会に出場している他のお子さんの試合を見て、明らかに勝敗が納得できるパターンと、そうでないパターンがあったと思います。実際、上のお兄ちゃんもそうですが、前者であれば腑に落ちるというか親子ともども納得いくものですが、問題は後者のケースです。しかも、何が、どう悪くて(相手より至らなくて)、結果的に負けたのか?というフィードバックが一切わからないところで、親は子供にどう言葉をかければよいか毎回躊躇します。以下、個人的な形競技に関する問題としてあげてみます。

その1.審判団の主観性によるから
 ⇒ 空手の形の審査は、人間の審判員が見て感じた評価を採点ボードや旗に表しています。
   しかし、審判員も感情を持つ人間であり、その時の感情や好き嫌い、あげく道場に関する
   情報で判定をする可能性も100%否定できません。これにより、本当の意味での勝敗が
   分からないケースが多々あるのは周知の事実でしょう。
その2.ルールの複雑さ
 ⇒ 現在の形競技のルールは昔よりも競技人口が多くなったせいか、限られた時間の中で
   数多くの試合をこなす必要が出ているはずです。いきなり経験と知識をもった熟練した
   職人のような審判員を急遽増やすなど、本来できないはずです。が、実際に即席審判員が
   全国で爆発的に増えたことは間違いないと思います
 この点については、無理やりにでも即席審判員でも増やさないと、全国の数多く発生している空手大会を”こなせない”という非常に現実的な事情もあるかと思いますので、私個人的には否定ばかりではありません。悲しい哉、オリンピック競技に東京大会で決まった瞬間に、全国で子供たちに空手を習わせたご家庭も少なからずあるでしょうし、そのニーズに合わせて空手道場も相応に増えたり、あるいは活動域を拡大した道場もあるでしょう。しかし、だからといって、従来の空手の大会数が競技人口に合わせて増えることは無いはずです。とすると、10、20年前なら30人くらいしか出場しなかった大会に、近年だと50人、60人といったぐらいに2倍以上の子供たちがぞくぞく出場してくる。当然従来の本来的な熟練した審判員だけでは捌ききれず、即席審判員を急遽増やさざるをえない。結果、不可解な判定や疑問を持たれる判定が続出。。。これって、そこそこの悪循環ですよね。
実際、過去の記事でも触れましたが、通っている道場の子は50人以上もいながら、形の試合に出場する子は、我が家の子供二人を含めて、先月の大会でも5人だけでした。そりゃ~、
① 空手ガチ勢が、近隣県から地方大会にも1回戦から押し寄せてくる(しかもノーシードで)
② 形の審査基準・判定が不明瞭(そしてフィードバックがないので、改善できない)
③ ガチ勢と違い、塾の勉強や他の習い事が忙しく、空手に費やす時間が限られる(勝確が低い)
という前提条件です。
 さてみなさん、自分の子をこういう大会に、是非とも参加させたい!と思いますか?少なくとも、これ10年前とか20年前の状況とは根本的に違うということだけは理解できると思います。

3 より審査基準・採点内容を明確にする時代

 点数化することが全て正しいとは言い切れませんが、少なくとも世界基準・大会を考えたときに、この流れは変えられないと思います。柔道然り、剣道然り、合気道然り、他の武道競技には形の試合は無い。それだけ空手の形の競技とは、正直武道でありながら、武道とは少し切り離さざるえない部分もこれから少なからず出てくるのではないでしょうか。いつまでもブラックボックスというか、曖昧、釈然としないという今の形の審査方法だと、そのうち行き詰まるような気がします。
 と、まったく部外の人間だからこそ、こんな言いたい放題ですが(笑)、なるべく将来的に今よりも良くなってほしい想いからです。どうやら、世界大会等の新しい採点方式では、各審判員がiPadを持参して、形のテクニカルパフォーマンス(技術面)とアスレチックパフォーマンス(運動能力面)を採点し入力したものが点数化されるというケースもあるみたいです。ただ、これにより演武の緊迫感や興奮が冷めてしまう可能性が一部ありますが、それも全てはバランス次第。なるべく無駄な忖度がないことを考えると、究極人間による判断って要らないっと思うんだけどな。。。。むしろ、人口知能に双方の試合動画を見せれば、判定・判断した方が良いとすら思っていますが、みなさんはどうでしょうか?

それでは今日のまとめです。

  • 技術面と競技面にて採点されるのが、形競技!どちらかだけでもNG!
  • 複雑なルール・判定が、即席培養の審判員に任せざる得ない悲しい現実
  • 世界的に点数化・明確化は避けられない流れ。何十年後化にAIによるジャッジが理想!

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