本日、無事に隣町の大会へ参加して、先ほど帰宅して(20時頃)落ち着いたところです。実は前々日の22日の夜頃にて大会トーナメントが先生から配信された時点で、何気に結果は見えていましたが、、、、試合前に投稿しようと思いはしたものの、流石にそれは控えておりました。答え合わせ的な意味も含めて、今日の結果について考察してみました。
1 厳しい現実。しかし、ベストなパフォーマンスは達成
結論から言いますと、①「上のお兄ちゃんは1回戦負け」②「下の妹も1回戦負け」でした。しかも、完膚なき評価という③「5対0」でした。ゆえに、読者の方からの「どんだけ弱いねん!?」とか「やっぱり週一で1Hの道場練習じゃ仕方ないよ」といったお声が聞こえてきそうな状況ですが、実は私も嫁も今日の試合の『内容』には満足というか、充実感はありました。勝ち負けが全てであれば、最初から強豪の道場へ通わせればよいし、逆に勝負に拘らないならそもそも試合などに出なくても良いわけです。子供達自身が身に着けた形という名のインプットを、大会というアウトプット出来る場所があり、本人が出たがっているのであれば、私は出場させるスタンスです。勿論「負けたら意味ないじゃん」とか「負け犬と遠吠え?」という厳しい意見もあるでしょうし、それはそれで空手ガチ勢であれば、そういうご家庭の考え方も大いにあるでしょう。しかし、日ごろの限られた時間の中で、出来る練習をして、今までの形の試合でベストなパフォーマンスを出した子供たちを叱ることなど、なかなか私には出来ませんでした。
2 ”結果は見えていた”からこそ、親としてフォローしたい
前書きにて「結果は見えていた」とありましたが、理由はあります。大会前日の道場練習にて、トーナメントが配布されたのち、実は上のお兄ちゃんと下の妹の対戦相手を調べたところ、、、、そうです。案の定、空手大会においてアルアルのオチでした。つまり、
① お兄ちゃんの1回戦の相手は、今年夏に都内で開催された某大会の優勝者(約70人の頂点)
② 妹の1回戦の相手も、当県の県大会において上位入賞者(つまり県でもトップクラス)
決して「負けて当然」ではないけれど、いわゆるネットにもバリバリ検索したら出てくる子供や、その子の道場自体が有段者や大会入賞者が顔出しでホームページに載っている相手でした。
そんな道場を代表、あるいは県や都を代表するような選手と、週一の1時間しか練習をしない我が子たち、いや”習い事の一つ”として通っている子供達が戦えば・・・・・言わずもがなでしょう。
ちなみに、大会前日にこの事実を知りまして嫁と共有しておりました。結論として「試合が終わるまでは、この情報は黙っておこう」というスタンスで行きました。もし事前に伝えてしまったら、本当に勝つ意欲や戦う意思まで消してしまいそうで、それを危惧していました。もし空手ガチ勢であれば、そういった強い相手と戦えること自体が目的ですので、闘志を燃やすこともできるでしょうが、ウチ(我が家)や我が子はそうではありません。結果的に盛大に負けましたが、後ろ向きな負けではなく、二人ともベストなパフォーマンスをした上での負けなので、師範からもお褒めの言葉をいただきました。一番身近な師範から褒めてもらうことは、子供達にとっては何よりも言葉だったと思います。私や嫁の下手な慰めや誉め言葉よりもこれが一番効いた?師範、感謝です!
3 それにしても、不思議なルールと傾向
さて、今回に大会を通して改めて違和感とういか不思議なルールだなと思った点として、『どんな実力者や大会入賞者でも特別扱いしない』というルールです。つまり隣や自県の大会の優勝者や全少レベルの子でも特別扱いはしないというトーナメントルールです。これ、一瞬見た目というか聞いている分には『平等』ですが、現実的には『不公平』でなかろうかな?と。たとえば高校野球やサッカーでも、前回大会覇者や直近の大会ランキングで上位入賞すれば、第1~4シードとなり普通は3回戦や4回戦からくるものとばかり思っていました。ところが前日になれば、ウチの子みたいな普通の習い事程度で空手をやっている子の1回戦の相手が、東京でNo1を取った子がいきなりブッコまれるってなかなか他のスポーツでは無いと思いますが、如何でしょうか?あげく、上のお兄ちゃんは今回Aブロックでしたが、となりのBブロックには、、、、、まさかの今夏の全少大会出場者までいました。それも1回戦からに普通に参加している。
これって、異常じゃないですかね?と空手素人というか、一般的な感覚だと、そういった全国クラスや都道府県のトップクラスの子って、もっと3回戦とか4回戦とか参戦しても良さそうな気がするのは私だけでしょうか。一見、『どんな大会の入賞者・優勝者でも特別扱いしない!フェアな戦いだ!』と言われても、その場合、常に習い事やスポーツの一環として空手を習っている子は、『絶対に勝てない大会だけど我慢しろ!勝ちたければ、空手ガチ勢になれ!』という言われているのと同じだと思ってしまんですよね。。。
正直、そういった背景や現状もあってから、上のお兄ちゃんの同級生も、2・3年前は普通に8、9人は毎回同大会に出ていましたが、あまりにも勝てなくてだんだんと形の大会には皆さん出なくなりました。今回も通っている道場の人数からいうと、出場機会のある道場生が50人近くいたのに、申し込んで今日参加したのは「たった4人」です。また道場内でのママ友・パパ友からも『うちの道場で一番上手なお兄ちゃんでもなかなか勝てない大会なんでしょ!?うちのコは無理だから、そんな上手い人ばかりの大会に出せないよ』っと言われること数知れず。
そりゃ、全国大会とか県代表クラスの子が必死に空手に賭けて練習なぞしたら、普通の習い事の一つしている子供が、大会で勝てることなんで無いでしょう。またそんな圧倒的な強者に対して『頑張れ!勝てるよ!』なんて、精神論で軽々しくいう親の方が逆に残酷ですし、ね。
それでは今日のまとめです。
- 結果は厳しい。しかし親としてベストパフォーマンスを出しきった子供達を褒めてあげたい!
- どんな大会でも、相手によって結果が左右されるのは当然!だからこそ親のフォローも必要!
- 多分、このまま(試合のやり方・あり方)だと、空手人口ってまた減るんじゃないかな。。。
今日は確かにウチの子供たちは負けました。惜敗でもなくワンサイドゲームながら、戦うフィールドが”空手”であっただけであり、他のフィールドなら、さてさて。。『試合で勝った=頑張った子』かもしれませんが、だからといって『試合に負けた=頑張ってない。空手が下手な子』では決してないことだけは、これからも子供達へ伝えたいところです。
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