いきなりですが、小さい頃に空手の漫画って少なかったように思います。自身が子供時代に振り返ると、週刊少年ジャンプ、マガジン、サンデーの御三家的な3冊でも、それこそスラダンとか一歩とか、なかなか長く根付いた作品ってなかったような記憶が。。空手漫画って結構当時はニッチなジャンルだったんでしょうね。やっぱり試合であっても、暴力的なシーンというか流血シーンが避けて通れない競技性かと思われます。その点は柔道や剣道といったほかの武道とは別枠だったのかもしれません(柔道だったら、王道のYAWARAとか、剣道であれば六三四の剣もありましたし)。
で、実際に今この時代で自分の子に空手に読ませる・見せるとしたら、どういう漫画が良いのか?フト考えることがありました。それぞれ賛否両論あるかと思いますが、私の独断と偏見で子供に見せてみようかな?という漫画を3つ選んでみました。
1 修羅シリーズは外せない。しかし高学年からかな・・・
たぶん30代以上のオトン・オカン世代ならばおわかりと思いますが、この修羅シリーズはいわゆる空手ガチ勢に通じるものがあるかと思っています。しかも形というよりバリバリの組手、というより試合について突き詰めると、ここに至るのではないでしょうか。むしろ試合ではなく「死合」ですらある内容なので、あまり小学校低学年から見せるのには若干の抵抗すらあります。しかし、それでも組手の楽しさと同時に危険性、また武道には遊びや冗談では済まされない技と、力の加減が如何に大事であるかと教えてくれる漫画だと(個人的)には思っています。ガンガン流血の描写もありますしね。。近所にブックオフがあるので、いずれ1、2冊くらい買う予定です。で、子供たちに試し読みさせて、彼らが気に入ったのなら、いわゆる大人買いかなって。。。参考のため修羅シリーズについて記載があるページを参考としてくっつけますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
引用元:Wikipedia ~修羅の門~
2 娘にも見てほしい漫画も・・・
娘に中学生になったら見てほしい漫画、それは「なつきクライシス」です。これほどまでに作品が少ないエリア(空手ジャンルで女性が主人公パターン)はないかと思います。所謂格闘系の漫画で、しかも女性が主人公。たしかに蹴りや突きが女性の顔面に刺さる描写は、親としても「う~ん・・・痛そうやな。。皮一枚で躱すとか、そういった描写の方が心理的に落ち着くんやけど」と、ついつい思ってしまいますが、そこは現実的に無理。今でこそ、空手は女性にも門戸が広いと思われますが、そこは20、30年前の世界。あの時代に女性の顔面に入れたり、逆に女性がガンガン男性の顔面や●的に入れたりする漫画があったのも、それもおおらかな時代だった由縁かもしれません。
ただし、主人公は高校生なので、小学一年生の娘に見せるのはまだ早いかな。。。
引用元:Wikipedia ~なつきクライシス~
3 やはり空バカは避けて通れない
「空バカ」といっても、若い世代のパパさんママさんには通じるのか不安ですが、この漫画は流派・時代を問わず、空手をやっている以上、一度は子供に見せざる得ない作品だと思っています。むしろ、既に我が家の場合はこどもに見せています(笑)。理由は3つ。
① 古来、空手はスポーツではなく武道であったという事実(生き死ににもかかわる技がある)
② 終戦後の日本はまぎれもない敗戦国であったことや、、今がどれだけモノや情報に恵まれて
いる時代か、子供でも理解ができる描写が多い。戦後間もないアメリカでの日本人差別などが
しっかりと描かれていること(変に小綺麗な設定が無い)
③ 剣術家や害獣(クマ)などとの文字通り真剣勝負が描写が多数。令和だと無理ゲーな設定
ばかりだが、昭和だからこそ描くことが許された作品。
引用元:Wikipedeia ~空手バカ一代~
主人公は言わずと知れた達人なので、もはや説明不要ですが、スポーツとしてはなく、武道として考えた際にこういった側面もあるのだと教えてくれる一冊だと思います。ちなみにTV放映もされているので、気になった方はDVDやYoutubeで勿論検索してください!ちなみに流血こそ修羅シリーズほどありませんので、親子でも一緒に見られる作品かなと(回し物はありませんので・・・)
それでは今日のまとめです。
- 修羅シリーズは、小学校高学年になってから!(流血シーンありにて・・・)
- 女の子が主人公の漫画はやはり少ない!ゆえに貴重ながら(見せる時期は)慎重に!
- 近代空手の概念を広めるに至った作品。まずはここからでOK!
なお「押忍、空手部」を入れなかった理由は、やはり小学生低学年には早いかなって。。あと弟子ケンイチ、鉄拳チンミ、拳児、バキとかまで広げると、もう広がりすぎて収束できる自信がありませんでした。その点は、また次回以降、いつか触れさせていただきます!
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