夏場の空手の練習を通して思うこと

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wordpress_seotran9 練習のぶろぐ

 本日、悲しいニュースをネットで見つけてしまいました。北海道の小学生2年生が体育の授業中に熱中症で命を落としたとのことで、同じ年ごろの子供をもつ親として決して他人事ではないという気持ちでした。また学校といった体育の授業でないにせよ、空手の練習もそういった熱中症のリスクと隣り合わせであることを考え、今日の話題をさせていただきました。
汗をかいて水分補給をしている白いウサギのイラスト

 今でこそ運動やスポーツの最中において、水分補給やビタミン補給が常識ですが、これが40年以上も前の頃であれば、そんなことをありませんでした。何故なら”当時”子供だった私も、そういった話を見聞きしていたからです。ロードワーク中に水分補給をしているのは子供や一部の選手であり、どちらかというと、積極的に熱中症対策を進めていたような記憶はほとんどありません。確か小学生の頃だと、地域のスポーツ少年団的な(クラブみたいなオシャレな言い回しでない時代です)ものに私も所属していましたが、それでも”練習後”の麦茶とかアイスクリームの差し入れとか、あくまでも練習が終わった後であり、”練習中”の水分補給はあまりなかった記憶です。高校生になってからは屋内の団体スポーツをやっていましたが、それでも練習中の水分補給はあまりなく、やはり”練習後”にポカリスエットやアクエリアスを1乃至2リットルがぶ飲みとかする感じでした。これって今考えると、なかなかリスクの高い水分補給のタイミングですが当日は練習中に水分補給をすると体の動きが鈍くなる(お腹チャポチャポ)ので、あくまでも練習が終わってからという考え方が一般的な時代です。またTVでみるマラソン選手でも、今のように補給ポイントもそんなにあった?ような記憶がないんですよね。。。とかく、「根性・根性・ド根性!」っというド根性ガエル的な時代だったのかもしれません。あな、恐ろしや・・・

2 地球温暖化の実感は、みなさんもあるのでは?

 上の根性論と同様、今とやっぱり違うといえば平均気温的な科学的なデータですかね。。。ただ、このブログでそういった科学的な根拠を示して「ホラ、現代って暑いよね!」という主張をする気はサラサラありません。ただ、私も読者の皆さんも実感・体感として、明らかに自分の子供時代より暑くなっているという事実はあるのではないでしょうか?確かに夏場は暑いものであり、そういった環境の中で心身が鍛えれる部分もあるかもしれません。いわゆる「心頭滅却すれば火もまた涼し」といった修験道的な時代とそれを求めている求道者であれば、そのまま突き進むのもアリかもしれませんが、ことは普通の小学生。私自身、夏の地域のスポーツ練習の帰り道、スーパーや駄菓子屋さんのアイス(コンビニは、、、、無いんですよ。昔の田舎には、、)を通り道の木陰で友人とコッソリ食べたものですが、今はそんな気すら起こらないくらい木陰でも十分暑い。夕方になるとそよ風とか夜になると涼しい空気が網戸からくる、、、、、なんてことも今は無い。ひたすら朝から晩まで暑く、唯一朝の5,6時くらいに涼しくなっても、すぐに元気な陽ざしで気温が再びあがるという毎日なのではないでしょうか?

3 道場にエアコン、ダメですかね?

 若干脱線してしまいましたが、実はこども達が通っている空手道場には、エアコンがついています。というより、一般的な空手道場的なイメージでいう畳敷きといった専用道場がなく、地域にイベントスペースなどを固定で師範が何か所か貸切って使用しているという練習施設なんです。だからこの時期はガンガンではないけど、練習中の温度を調整し、休憩時間は窓を開放して換気しつつ、という繰り返しです(再びコロナも感染しつつあるようなので)。道場によっては体育館であったり、畳敷きのスペースでも、業務用扇風機や窓を全開放といった工夫をしつつ対応しているところが大半なはずです。それぞれの道場で、可能な限りの熱中症対策を行い、子供たちに過度な心身的な負担をかけないようにすることは、空手以前の大切な問題だと思っています。『エアコンの空調をつけて練習?甘いんじゃない?』と思ったそこのアナタ!むしろ分厚い空手の道着を着て、空調無で日中練習をしてみてください(またはイメージしてください)。流れるような滝の汗のもとに、大人でも途中からフラフラorクラクラになります。ちなみに上のお兄ちゃんは超が付くほど汗かきなので、エアコン入れても、滝のような汗を毎回出しています(多汗症なのかな・・・)。今は学校の教室にもエアコンが入る時代です。まして道場といった運動の場で空調をいれることは、大切な子供預かる師範としてのスタンスであり、親としては有難い限りです。

それでは今日のまとめです。

  • 精神論では、今の暑さはもう、のりこえられない!昭和の価値観は捨てる!
  • 地球温暖化は年々悪化しており、今後さらに酷くなることを前提として考えること!
  • 大人が子供の安全を担保したうえで、練習に送ることが必須!

    北海道や秋田では、本日1800年代から観測して最も暑い日だったそうです。今日北海道で亡くなられた小学2年生の女の子にしても、二学期が始まったばかりで体の体温調節機能が追いつかなかったこと(多分空調のきいた場所にいたでしょうし)、またこの炎天下の中で2時間連続で体育の授業ということも重なり、たとえ水分補給を行っても、熱中症そのものを防げるものはないという事実を大人に突き付けられたニュースだったのでないでしょうか。
     改めて、この場をおかりし、謹んでお悔やみ申し上げます。

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