形の試合へ臨むにあたり。。。。

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空手道着をきたポニーテールの女の子 からてのしあい
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 さて、9月の形試合への参加を申込みを行いました。基本型での条件のある形の大会は、殆どの子供たちは平安か撃砕か、この二択になるでしょう。だから迷うとしても、剛柔流なら撃砕第一か撃砕第二か、またそれ以外の伝統空手流派なら平安の3段~5段のいずれか、ということになります(もちろん平安初段でもアリですが、やはり確率で行くと上位の形に落ち着くのかなと)。よって、迷うとすれば、自由形の大会において何(の形)を出すか?ということになります。
 今回はその自由形の選定について書き綴ってみたいと思います。

空手の道着を着て正座をして瞑想している丸坊主の男の子

 あくまでも私見ですが、基本型限定での大会があるくらいなので、逆に自由形の大会は基本型以外で出場をさせたいと思っています。何故なら「撃砕以外の形を演武する機会がなかなか無いから」です。これは剛柔流以外の他流派でもそうでしょうが、平安は基本型限定での大会でやればいいわけで、、、、決して自由形の大会で撃砕や平安がNGという訳ではありません。ただ、自由形は上位の形になればなるほど、覚えることも演じることも難しくなっていきます。もしすべての形の大会が、自由形でOKということであれば、みなやはり勝率の高い上位の形を出してくるものです。年々低学年の子供でも、黒帯クラスが演じる型を出してくるケースが昔よりも多くなっているのではないでしょうか。我が家としては、一生懸命本人が覚えた形を演武できる場としても、自由形の大会は撃砕以外での演武を進めていますが、みなさんはどうでしょうか?

2 「やりたい形」と「やれる形」のどちらをとるか

 次に大会の本番で出す形として、本人達に「やりたい形」と「やりきれる形」の違いをそれとなく考えさせるようにしています。例えば覚えてから日が経っていないAという形がやりたくて、これで次の大会では挑戦したい!という気持ちがあるものの、すでに1年以上やりこんでいるBという形は本人が自覚していないものの、ある程度のレベルに達しており、実際ほかの大会でも実績がある場合。大人の世界だと「やりたい仕事」と「やれる仕事」の違いみたいなものでしょうか?もちろん決して仕事ではないので、まずは本人がやりたい形があればそれを優先的に考える必要があるでしょう。でも一発限りのトーナメント形式である以上、限りなく勝率の高い方に意識することもまた重要だと思っています。本人の気持ちは「優先」であっても「最優先」ではない、ということをしっかりと本人と会話して、これから本番に向けて演武する形を決めるところです。

3 大会日から逆算して、到達点を考える

 実際問題、上のお兄ちゃんが自由形の大会に出場します。剛柔流の緑帯クラスで、形の引き出しとしては以下の状況です。
 ①セイエンチン ⇒ 覚えてから約6か月。そこそこ演じられるが、公式の大会では未経験。
 ②セーパイ   ⇒ 覚えてから約11か月。今年の公式大会では既に演武済。周囲からも一定の
         評価あり
 ③シソーチン  ⇒ 覚えてから約2か月。今一番新しく覚えた形で本人も気に入っている。
         公式大会での演武経験なし
 最終的に、師範とも相談した結果、②③の組み合わせで挑むこととなりました。あとは1回戦をどちらの形でいくか、ギリギリまで微調整と修正して当日決めるのみとなりました。人によっては、どれか一つに絞って、絶対的なレベルまで昇華させるケースもあるでしょう。ただ、上記にコメントしましたとおり、なかなか形の大会も機会が多くない。習った本人としても、なるべく一度くらいは①も含めて晴れの大会で出したい気持ちもあるのでしょうね。。。ただし、そこは勝負事。大会日から逆算して、一体今回の大会ではどのレベルまで形を昇華させたいのか、よくよく考えさせたいところです。(完成度として6割くらいで良しとするか、9割までもっていくのか・・・etc)

それでは今日のまとめです。

  • 自由形は、基本型以外の形を試すことができる絶好の機会!
  • やりたい形とやれる形の違いを本人へ説明し納得させること!
  • 試合までの残り期間で、何をどこまでレベルアップするのか?

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