悲報？空手がオリンピック競技から除外

　お子さんが空手を習い始めた理由、或いは親御さんがお子さんに始めさせた理由は、ご家庭の数だけ理由は経緯があるでしょう。「心身を鍛えてもらいたい」とか「礼儀作法を身につけて欲しい」などなど。よって始めた当初から『ウチの子はオリンピックに出させるんや！金メダリストにさせるんや！』という前のめりな親御さんは、ごくごく一部なのではないでしょうか。そして、オリンピック競技であろうがなかろうが、そもそも空手の本質や武道を身につけようとする心持ちであれば、全く動じないでしょうし焦る理由もまた無いはず。むしろオリンピックという国際的な晴れ舞台の競技として一度スポットライトを照らされてしまった為に、やをら空手道場が竹の子のようにアチラコチラ出来たり、各種団体等が自前のテリトリーを広げる事に拍車をかける一因になった気がしています（いい悪いは別として。完全に私的な見解ですが）。２大会連続でオリンピック競技から外れることは、確かに一人の日本人として淋しくはありますが、空手以外でもまだまだマイナーなスポーツが世に埋もれているとしたら、そちらにもスポットがあたることも、また良い発見につながる気がします。

　こんな時にアレですが、わが家でも空手がオリンピック競技から外れた事を知っているのは私だけです。むしろ通っている道場内でも、それを話題にするのはごくごく少数になるかと思います。理由は簡単で『空手ガチ勢じゃないから』。ちなみに道場は小学生のみ受講可能て、中学生以上は通えません。もし中学生になっても空手を続けたい場合、子ども達は中学校の空手部に入るか、無ければ師範の紹介で近隣の他道場へ移籍？したりします。つまり、あくまでも『空手も習い事のひとつ』としての位置づけにすぎません。ウチ子が他の通っている道場もそうですが、空手以外にも塾や音楽、ダンスに水泳など皆さんそれぞれ空手以外にもお子さんを通わせています。極論をいえばオリンピック競技になろうがなかろうが、正直あまり関係が無いんです。それこそ、この先にオリンピック競技になるか、ならないかという市中の人間ではどうしようもないレベルの問題に対して、一喜一憂することがそもそも不思議なんですよね。正直これからも我が家は意識することはありませんが、反対に『空手ガチ勢』のお子さんやご家族は、落胆されたかもしれません。何年後かに国際的な檜舞台において、わが子が活躍する姿を夢みながら、親子ともども練習を積み重ねた御家庭もあることでしょう。でも、子ども達と一緒に空手をやってきた時間そのものが、人生における貴重な時間や経験なのだと思います。子どもにとっても、親にとっても、です。少なくとも私はそう思っていますし、子供にとってもそうであってほしいと願っています。

　極端かもしれませんが、この先に二度と空手がオリンピック競技でなろうがならまいが、子ども達の好きなようにさせようかと嫁と決めています。わが家の子ども達に空手をさせた理由は次のとおりです。
　①　上のお兄ちゃんの場合　⇒　　体力づくりと虐められないような心を鍛える為
　　　　　　　　　　　　　　　（現時点ではとりあえず目標はクリア！）
　②　　　　　下の妹の場合　⇒　　上記と同じ。あとお兄ちゃんがやっているから何となく。
　　　　　　　　　　　　　　　（身体が細いので練習できるかな？という心配も）
　というように、オリンピックのオの字もありません。実際蓋を開けたら、お兄ちゃんは形を道場で１番マスター出来るようになり、下の妹も運動がそれなりに出来るようになりました。親としては、これ以上空手においてアレコレ望むことは、正直ありません。『そんな程度で良しとするから、形やら組み手やらの空手大会で、子どもがガチ勢に勝てないんじゃい！』と読者の親御さんから詰められるかもしれませんが、それでも良いと割り切っています（笑）。毎日毎日、或いは週に３・４回も空手に長い時間をかけている子ども達に対して、週に１時間の練習程度で勝てると思う方がそもそもおかしい。決して負けてもともとではないけど、ガチ勢の子ども達に対して正々堂々と全力を出して負けた子どもに、私は頑張ったねという言葉以外は不要だと思います。だって既に空手を始めたきっかけや目的をとっくに達成していますし。我が家はそれで『足るを知る』というスタンスです。

それでは今日のまとめです。

• オリンピック競技から、パリ五輪・ロス五輪ともに空手は除外！
• 始めた理由としてオリンピック出場が目的で無いのなら、何も問題なし！
• そもそも空手を始めた理由は何だろう？親子で改めて考えてみるのもアリ！

　　　　　　　　　【空手や習い事でお子さんのAO推薦入試を検討しているなら！？】　　　　　　　　　⇒　塾への無料カウンセリングのお申し込みは、コチラから👆👆↑↑