先月下旬の形の空手大会にて、子供たち二人が大敗を喫したことは記事にまとめたとおりです。ただ、上のお兄ちゃんの相手は、本当に数少ない「上級者」どころか、二か月前の東京大会で優勝している相手(さらに昨年同大会の覇者だったことも追加判明)というオチもあり、そういった相手に1回戦目にしてぶつかったことも述べさせていただきました。その後日譚として、今回の記事を書かせていただきます。
9月25日の記事のとおりで、①「上のお兄ちゃんは1回戦負け」②「下の妹も1回戦負け」でした。しかも、完膚なき評価という③「5対0」(二人とも)でした。しかし、大会を重ねるにつれて不思議なことに親の私のほうが出場者に詳しくなるというか、調べてしまう性分です。さらに道場の師範に最近の傾向を訪ねたところ、「近隣の都道府県の強者まで、腕試しに当県の地方大会にまで参戦している」「むしろ都内の大会のほうが、当県よりも参加人数及びレベル的に高くなっている」とのお返事。。。。「なんでコッチ(うちらの県)に来てまで、大会どんどん出てくるかなー!?自分たちの都道府県や自治体の大会でえーやんけ!?」と、同じ空手教室に子供を通わせているパパ友と何度この手の会話をしたことか・・・結局、東京や近隣の県での覇者(もちろんガチ勢)が、さらなる高みを目指して、こちら側の地方都市レベルの大会まで出てくるという状況でした。その結果、うちのお兄ちゃんの1回戦の相手が昨年の覇者になったり、隣のトーナメントでは、全少大会の当県代表の子供も普通にノーシードから戦っている状況でした。どうも、師範の都内の道場生がかつて今大会に出場したらしいのですが(都内の道場から当県の大会へ出場したパターン)、こちらも1回戦敗退。その子の親御さん曰く「あまりにもこっちの(当県)形のレベルが高いので、もう二度と出ることはありません」と言ったそうなで・・・・・
2 負けて楽しい子供はいない。だからこそ”次”を!
空手に寝食や持てる時間を親子ともども、かけられている親御さんと、週1ベースで心身を鍛えるために空手を始めた我が家が、同じレベルであるはずもありません。いわゆる「空手ガチ勢」という表現を私の記事の中では多用しておりますが、決して侮蔑的な言葉ではなく、むしろ尊敬の念すら持っています。我が家には、『空手に全てをかけなさい』という教育は到底できないので。。。。だからこそ、子供のモチベーション維持にはやはり親としてフォローは必要だなと嫁とも感じており、大会の後はかなり褒めました(もちろん、ふざけた演技とかではなく全力を出し切ったという意味で)。また、そこはまだ9歳と7歳の子供なので、落ち込みすぎないように「空手というフィールドにおいては、今日は君は確かに負けたね。でも、このフィールドが算数検定だったら?算数オリンピックだったら?君に勝てる相手は、この空手会場に何人いるかな?全国統一小学生テストで偏差値60の君を超える子がこの会場に何人いる?高校生レベルの英文読解が君にようにできる子はいるのかな?」などなど、、、様々なヨイショ的な声をサラリとかけました。(下の妹にも同様のニュアンスで伝えています)
今日は”空手”で負けたけど、明日は”別の何か”で勝てばよい。その努力をあきらめずに続ければよいーーー。もちろん、今日で空手は終わりではないし、君が続ける以上、次は必ずあるのだから!
3 勝てないなら、いっそ辞める?いやいやそれは本人が
とはいえ、やはり負けたことは事実であり、どんなに親がフォローしても、本人しか納得できない部分もあるでしょう。それは、もう、別な大会を通じて達成するしかないでしょう。また来年の春ごろには同じ会場で同じ大会がありますが、再び今年の覇者や近隣の都道府県からガチ勢がどんどんくるでしょう。そして今回同様、再び1回戦から去年の優勝者や県代表の同級生と対戦する可能性も当然ある(実際、県代表が隣町の道場に所属していることもあり、地元大会にもまさかの参戦、で当然優勝記録中、、、、)。私が子供だったら「何で全国大会の常連者が、地方の都道府県の、さらにマイナーなローカルの大会に毎年出てくるんだよ!」「さんざん優勝トロフィーなんて、各地の空手大会で貰いまくっているんだから、あえて端っこの田舎の大会なんて出なくてもいいのに!」と、愚痴ってるんだろうな。。。。むしろ、もう勝てないから辞める!!とまで言いそうです。実際、上のお兄ちゃんの同級生も、現実的にあまりにもガチ勢が強すぎて勝てない、勝てないから試合に出なくなる子も増えています。むしろ勝てない、勝ちづらいとわかっているのに形の大会に出るているのは、ウチの子とほんの2,3名程度です。組手と違って、形の試合にはジャイアントキリングはありませんので、絶えずうまい子が勝つ。必ずガチ勢の子供が勝ち、ガチ勢以外の子はほぼ負けます。だって空手に全てをささげている子供と、塾や算数オリンピックに時間を費やしている子供、どちらが勝つか明らかです。でも、だからと言って親の決めつけで「空手は時間の無駄だ」「空手でお金が儲かるものではない」「中学受験に早く全振りすべき」といった考え方も、またどうかと思うのです。少なくとも我が家の方針ではありません。各ご家庭にて、それぞれの考え方や子供の考え方があるでしょうし、どれが正解かなどわかるはずもありません。私も嫁も、子供も試行錯誤しながら空手と勉強の両輪を今後も続けていく感じですかねー。
それでは今日のまとめです。
- 現実として、空手大会の傾向を知りつつ、子供との二人三脚を続ける!
- 親として、メンタルフォローは必須!ただし、甘やかしとは一線を画す!
- 「勝てるから続ける。負けるから辞める」というなら、空手に限らず意味がない!
結局、親として、また本人として空手に何を求めるか?ということが重要なのではないでしょうか。少なくとも、私も嫁も「空手に人生のすべてを費やせ」ということはなく、むしろ空手を習わせている大半の世の親御さんも同じなんじゃないかなと思いますが、みなさんいかがでしょうか?
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