束の間の３連休

　　実は空手大会の後、どこに遊びに行きたいか？という話題を家族の中で何度かしていました。空手大会に向けて、そうそう何度も何度も練習を積み重ねたわけではなさそうですが（笑）、とにかく折角の３連休。子供達のリフレッシュタイムということで、外出することにしていました。
　とはいえ、この３連休に気合を入れて遠出をしても、関東名物の道路渋滞に電車トラブルなどなど、様々なリスクと人混みを想定した結果、比較的近場の商業施設へ行くことにしました。時間的にも１日遊べるよう場所ですが、端的に言いますと『子供がお仕事を出来る場』をモチーフにしたテーマパークといったところでしょうか。その数およそ５０職！なんならパパが変わって遊びたい！！
と言いたいところですが、正直『寝たい！』というのが本音でした。。

　さて、実はこのテーマパークに来るのも今年で通算して３回目で、子供達も段取り的なものは理解できるようになりました。いわゆる”ネズミで有名な某県の海側のテーマパーク”のように、単純に行きたいところを回ろうとするだけでは、絶対に攻略できません。上記で約５０種類のお仕事と書きましたが、一日当たりで回れる（体験できる）職種は、せいぜい５～７職種です。これは良くも悪くもですが、簡単に１、２日間で制覇できるような作りであれば、逆に仕事の体験時間が短いということ。つまり体験できる仕事が少ないということは、逆にいえばそれなりの時間をかけた仕事の体験が出来る、という裏返しだと思っています。それより何より、折角このような就業体験型のテーマパークに来たメリットとして、以下の３点がありました。

【壱　実践的な学びや職業意識をつける】
　　⇒　子供たちの実際の職業体験を通じて、世の中のさまざまな仕事について学べること。この体験は、本やネットの知識習得に終わらず、子供たちの職業意識を自然に育むメリットが大きいこと。特に将来の進路選択に対して具体的なイメージを持つことができるようになり、日々の学習への動機付けにもつながります。また、日常生活での自立心や責任感を養う機会にもなり、学校教育では学べない実社会でのルールやマナーを体得もする機会になりうるからです。

【弐　コミュニケーション能力と協調性の一助】
　　⇒　各職場の体験ブースでは、個人で行うところもあれば、仲間やチームと連携して仕事を進める場面もあります。男女や年齢はもとより、異なる背景や興味を持つ子供たちが一緒に活動するため、自然に協力し合う場面が多く生まれることもあると思います。社会で必要とされる人間関係の達成スキルを幼少期から磨くことができ、学校とはまた違った意味で、集団での適応能力や他者との関わり方を学ぶ貴重な場ともなり得るのではないでしょうか。

【参　創造力と問題解決能力の強化】
　　⇒　単純に子供達が楽しんで「ハイ、終わり！またね～！！」で終わらないのが、最近のテーマパークです。テーマパークで提供されるさまざまな職業体験、創造力や問題解決能力を自然に高められるほか、実際の仕事の現場では予想外のトラブルや課題が発生することがあり、それらをアシスタント的なスタッフ方からアドバイスをもらいつつも、自分の判断で解決する必要があります。状況に対処する柔軟な思考力が養うことも期待できます。

【肆　労働としての対価報酬】
　　⇒　私の子供達がもう一つこのテーマパークにハマっている理由として、「お金がもらえるから」なのです。勿論、上記テーマパークの中でしっかりと職業体験をした上で、その対価として施設内で使用できる疑似通貨ですが、これが子供の挑戦心を煽っているようです（笑）。何となく、昔話題となった某ギャンブル漫画「カイ●」の中にある地下帝国みたいなイメージでしょうか。地下帝国だけで使用できる通貨を稼ぐために、延々と地下労働を強制される・・・・・あっ、脱線しましたが、要は「稼ぐ」という体験や経験は、必ずいつか大人になっても通る道であり、なるべく早めの方が良いというのが持論です。

　　「可愛い子には、旅をさせよ」という有名なフレーズがあります。この言葉には賛成ですが、もう一つ「若い時の苦労は、買ってでもせよ」というものに対しては、個人的に疑問府がついています。今まで過去に出会った人生の先輩方の中においても、見解や意見は分かれておりますが、個人的に腑に落ちたのは「苦労の種類と、タイミングによる」というものでした。つまりなんでもかんでも、子供に苦労を寄せるのではなく、避けられたり必要のない苦労は無い方が良い、ということ。
勿論、社会にはいろいろな方がいて、生まれた頃から裕福な経済的な環境であったり、逆にそうでないケースもあったりで、人はみなそれぞれだと思います。

　関東地方は、随分と朝晩の気温が下がるようになりました。皆さんも十分に体調管理にご留意ください！

　　　　　　　　　【大会前や練習前のお子さんの安全面を考えて】

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